ロト6

抽選結果

ロト6

レビュー

 震災によって公営ギャンブルやtotoなどが続々と中止を発表している中、なぜか「宝くじ」だけは通常通りに抽せんが行なわれている。

 公営ギャンブルには地域性があって、被災者の感情に配慮しての中止や、地域の計画停電で中止を余儀なくされる場合もあるだろうし、totoはサッカーの試合そのものが中止になっているので当然だ。

 対して宝くじやロト6などは全国的に販売しているため、簡単には中止できないということなのだろうか。それでも震災直後のロト6では売り上げが2割ほど減少したほか、ミニロト・ナンバーズではロト6よりも売り上げが減っていた。これは震災で宝くじの購入費用を義援金に回したことに加え、みずほ銀行のATMが停止したことの影響も大きかったはずだ。

 そんな中で、政府は東日本大震災で被害を受けた県や政令市から「震災復興宝くじ」の発売申請があれば、最優先で進める意向を表明した。もし発売されれば、阪神大震災・中越地震に続き3例目となり、被害規模からして販売規模も過去最大となる見通しだ。

 ちなみに阪神大震災では兵庫県と神戸市が計288億円を売り上げ、当せん金と経費を除いた収益金135億円を震災復興事業に充てていた。直接義援金を寄付するのは気後れしたり、難しいという人でも、復興宝くじで夢を見つつ、支払い代金の一部が義援金に回るとすれば、きっと大きな援助となるだろう。発売されたらぜひ買おうではないか。

 さて今回、計画停電と原発問題以外は徐々に普段の生活に戻りつつあるのか、売り上げは先週比3億円アップとなったロト6。セット球は予想に反してHセットが選択された。

 今回の出目で「43」が出たが、前回のHセットでも「43」が出ていて連発した。面白いことに「43」は新球セットになって第367回からと遅めの出現だったのだが、次の第378回でセット球連発をして、第428回の次に選ばれたときは出なかったものの、第459回→第469回、第498回→第510回と連発して、前回使用時の第533回→そして今回の出現と、4回も「43」の連続出現があったとは驚きだ。次のHセットでは出ないとしても、もし今度「43」が出たときは、次に選ばれるタイミングを見計らって同数字を買い続けるのも手だ。

 気象条件では、今回は湿度を外して「低気温」「中湿度」「高気圧」という結果。この条件で出やすかったのは、自己対比で「05」、気圧で「34」ぐらい。そのほかの数字は出やすい側での合致は見られなかった。

 出目全般では、「34」が23回ぶり、「05」が10回ぶりの出現で、ボーナスの「20」は本数字29回待ちとなっている。また、「03」「04」「05」の3連続数字が誕生したが、3連続になるのは39回ぶりと久しぶりだった。

 この変則的な出目でも1等は2口出て、またしてもキャリーはお預け。大災害で日本中が塞ぎこむ中、せめてロト6からキャリーオーバーで復活の狼煙を上げて見せたかった。